- 第二新卒だけど、キャリアをやり直したい
- IT業界に興味があるけど、未経験で大丈夫か不安
- 転職で失敗したくないから、リアルな体験を知りたい
こんな悩みを解決する記事を用意しました!
転職活動の全体をざっくり知りたい方はこちら:
▶ 転職活動の流れを解説した記事はこちら
上記記事では筆者自身の経験をもとに 第二新卒・未経験で転職成功までに行ったことを を整理しています。
第二新卒・未経験の状態からITエンジニアへ転職した筆者が、 実際にやってきた7つのステップ を紹介します。
本記事では筆者自身が、 第二新卒・未経験からITエンジニアに転職するまでに実際にやったこと・リアルな体験談 を時系列でまとめています。
「何から始めればいいかわからない…」という方でも、 順を追って取り組めば、ゴールに近づけるはずです。
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転職成功のための最低限押さえておきたい7ステップ

この章のもくじ
ここでは、私が実際に取り組んだ転職準備の流れを、時系列で7つのステップにまとめています。
「何から始めればいいかわからない…」という方のヒントになればうれしいです。
✅ STEP1:転職エージェントに登録
まずは doda や マイナビ転職 に登録し、求人の情報収集をスタートしました。
特に doda は求人数が多く、未経験向けのサポートも充実していたため、メインで活用しました。
面談を通じて希望条件を伝えると、エージェント側から企業の紹介が届くようになりました。
🔍 STEP1のまとめ
まずは求人情報をたくさん見て、「どんな企業があるのか」を知ることから始めましょう。
情報を見比べることで、自分に合う職種や会社の傾向も少しずつ見えてきます。
✅ STEP2:履歴書・職務経歴書の作成
この段階では、エージェントのサポートを受けながら履歴書・職務経歴書を何度も見直し、面接に通過できるレベルまでブラッシュアップしました。
最初は、自分の強みが活かせそうな企業に絞って応募。
書類の完成度を高めつつ、面接対策も並行して進めていきました。
この段階である程度完成された書類を準備しておけば、企業や職種が変わっても一部修正で柔軟に対応できます。
📄 STEP2のまとめ
最初の応募に向けて質の高い書類を用意しておくことで、他の選考にもスムーズに対応できるようになります。
書類作成は「早めに仕上げ、あとから微調整」の意識が効率的です。
✅ STEP3:面接を重ねて方向性を見極める|転職の「軸」を固める
当初は、前職と同じ建設業界での転職も考えていましたが、 「なぜこの業界を離れたいのか」を深掘りしていくうちに、 自分の価値観と合わないことに気づきました。
詳しくは、 このままでいいのかな…?ぶっちゃけ!建設業に違和感を抱いた5つの理由 にまとめています。
その後は、IT業界など異業種の企業とも積極的に面接を行い、 「自分らしく働ける環境」や「理想とするキャリア像」を再確認していきました。
🔎 STEP3のまとめ
面接は単なる選考ではなく、「自分の転職軸を磨く機会」にもなります。
「なぜこの業界を選びたいのか」を自分の言葉で語れるようになることが、内定に直結しました。
✅ STEP4:エージェントとの関係に注意
一部の転職エージェントからは、紹介企業以外に応募しようとした際に、 「おすすめはできません」「紹介の方が確実ですよ」 といった案内を受けたこともありました。
しかし実際には、 企業から直接届いたスカウトの方が丁寧で、見学や選考がスムーズに進む ケースも多く、驚きました。
また、エージェントの対応に違和感を覚えた際は、 遠慮せずに担当者を変更したところ、対応が大きく改善した経験もあります。
⚠️ STEP4のまとめ
エージェントの意見は「ひとつの参考」として受け止め、自分の意思を最優先に。
担当者との相性が合わないと感じたら、遠慮なく変更を申し出ることが大切です。
✅ STEP5:情報収集と戦略の見直し
書類選考や面接を進める中で、情報の集め方にも工夫をするようになりました。
実際の転職事例や業界分析を通じて、自分に合った方向性を客観的に見直すことができました。
📌 実際にやったこと
- YouTubeやブログで「未経験からのIT転職」事例をチェック
- 未経験でも入りやすい業界・職種をリストアップして分析
- 面接を通じて得た業界ごとの違いをヒントに、自分に合う職種を再考
🔍 STEP5のまとめ
自分の感覚だけに頼らず、他人の体験談やデータからヒントを得ることで、納得感のある職種選びができました。
情報収集は「選考対策」だけでなく、「戦略の見直し」にも大いに役立ちます。
🔗 参考になった記事・動画
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📝
未経験からIT転職に成功した人の実例(Qiita)
▶ 実体験が時系列で丁寧に記載されており、行動の具体例としてとても参考になりました。
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📺
【YouTube】未経験エンジニア転職のひろゆきさんの切り抜き動画
▶ 同じような悩みを持つ方への回答が多く、考え方のヒントとして活用できました。
-
📺
【YouTube】元経理28歳がIT未経験でSES入社後の1年のリアル
▶ 同年代の方がどのような経緯で転職し、どんな壁を乗り越えたかがリアルに描かれていて非常に参考になりました。
✅ STEP6:IT業界に向けた学習をスタート
志望業界が定まったら、次は実践的な学習のスタートです。
私はインフラ志望だったため、未経験でも取り組みやすいLinuxやネットワークから始めました。
🛠 実際にやったこと
- Linuxの基礎コマンドやファイル操作を習得
- ネットワークの基礎(IP/DNS/ルーティング)を動画と書籍で学習
- エンジニアの種類と各業務範囲について学習
💡 STEP6のまとめ
「知識を得る」だけでなく「実際に手を動かす」ことで、理解が一気に深まりました。
未経験でも、正しい教材と手順を踏めば、自信を持って一歩を踏み出せます。
📚 学習に使ってよかった教材
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📘
【エンベーダー】Linuxの基礎を手を動かしながら学習できる学習コース(登録無料)
▶ Linux初心者の方におすすめ。環境構築不要で、実際にコマンドを打ちながら学習を進められるのが魅力です。
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💻
ネットワークはなぜつながるのか(書籍)
▶ ネットワークの基礎を学ぶ上で最初に読むのに最適な一冊。技術的な背景がわかりやすく丁寧に解説されています。
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🌐
改訂新版 インフラエンジニアの教科書
▶ 業務内容のリアルなイメージが持てる一冊。未経験者でもインフラ職の全体像をつかむのに役立ちました。
✅ STEP7:最終的な内定獲得
内定をいただいたのは、転職エージェントを介さず、スカウト経由で出会った企業でした。
転職サイトのスカウト機能や企業ページを活用して、自分から積極的に情報を取りに行く姿勢の大切さを実感しました。
一方で、エージェントが持つ企業情報や選考フローの知識も非常に有益でした。
書類添削や面接対策では今後も頼りたい存在です。
応募の手段は、自分の状況に応じて柔軟に選ぶことがポイントです。
直接応募とエージェント経由を併用することで、より多くのチャンスを得ることができました。
🎯 STEP7のまとめ
「自分で情報を集めて判断し、行動する力」が、内定獲得につながったと実感しています。
エージェントとスカウト、それぞれの良さを理解し、うまく使い分けることが成功のカギです。
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ここからは、筆者が「なぜITエンジニアという道を選んだのか」、そのきっかけや具体的な判断基準について深掘りしていきます。
「なぜITなのか」「本当に未経験でも通用するのか」――その疑問に対するヒントになれば嬉しいです。
第二新卒でIT業界を選んだ理由

私は大学卒業後、建設会社に入社しました。
しかし、働き方やキャリアの将来性にギャップを感じ、入社3年目で転職を決意しました。
きっかけとなったのは、IT業界に対する興味でした。
魅力に感じたポイントは、以下のような点です。
- 在宅勤務やフレックスなど、柔軟な働き方が可能
- 自身のアイデアや意見を活かして効率化に貢献できる
- 技術を身につければ、場所や年齢に縛られず働ける
そう思い、20代の柔軟さを武器に未経験での転職に挑みました。
正直、ギリギリまで建設業とIT業界のどちらに進むか悩みました。
しかし、「自分が何に悩んでいるのか」を紙に書き出して分析した結果、建設業との相性が悪いと判断。
「このままでいいのかな…?」ぶっちゃけ!建設業に違和感を抱いた5つの理由
※あくまで個人の感想です

よく言われる「給与・人間関係・やりがい」の3つのうち、2つが満足していれば続けた方がいいという考え方。 私自身もこの意見にはとても共感しています。
ただ私の場合はそれに加えて、「プライベートとの両立」や「仕事の効率化」も非常に大事な軸でした。 つまり、給与・人間関係・やりがい・プライベートの共生度・仕事の効率性の 5つのバランスを大切にしていたのです。
💰【給与】
建設業は比較的給与水準は高めでしたが、 通勤時間の長さや命の危険を感じる現場の過酷さを考えると、 「このリスクに対して妥当な報酬か?」と疑問を感じるようになりました。
🤝【人間関係】
仲間意識の強い「兄貴肌」の先輩もいて、雑談しながら楽しく仕事を進められる時間もありました。 ただ一方で、怒鳴る・陰口・マウントを取る文化が根強く、 そうならざるを得ないような空気感も強く感じていました。
💡【やりがい】
やりがいに関しては、正直ものすごくありました!
「こんな大きな構造物を、自分が調整して完成させてるんだ」と実感する瞬間は、本当に誇らしかったです。
🏠【プライベートとの共生】
これは正直、ほぼありませんでした。
若いうちに稼ぎたい人には向いていると思いますが、
私にとってはワークライフバランスの観点で長く続けるのは難しいと感じました。
⚙️【効率化・改善提案】
現場での業務をもっと効率的に、技術や仕組みで改善したいという想いがありました。 しかし、新しい取り組みや変化に対する抵抗感が強い空気があり、 「とりあえず今まで通りでいいじゃん」という流れが主流で、 自分のアイデアを実践するのが難しいと感じることが多々ありました。
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未経験でも通用する?業界のリアル

未経験でもチャンスあり!求人選びで見るべきポイント
IT業界には、未経験歓迎の求人も多数存在します。 とはいえ、何でもいいわけではありません。しっかりと狙い目を見極めることが重要です。
中でも、以下のような特徴を持つ求人が、未経験からのスタートにはおすすめです。
-
研修制度が充実している企業(SES・派遣含む)
┗ 特に未経験なら研修ありは必須条件と考えてOKです。 -
インフラ系(ネットワーク・サーバー)やテスター職
┗ 業務範囲が明確で、未経験者が入りやすい職種です。 -
人柄・学習意欲を重視する企業
┗ スキルよりポテンシャル重視
もちろん、「未経験OK=簡単に内定」ではありません。
それでも、学ぶ姿勢を持って準備すれば、しっかりとチャンスは掴めます。
私自身もこうした注意点や体験談から多くを学びました。
- 「未経験OK」としつつ、実態はExcelやコールセンター業務など、まったく別物なことも。
- 企業見学を申し出ることで、研修内容や職場の雰囲気が確認でき、ミスマッチを避けられた。
-
研修がない・給与が出ない研修は要注意!
┗ 未経験者こそ「研修制度の質と報酬の有無」は最重要チェック項目です。
改めて「未経験の壁の高さ」を痛感しました。
具体的な転職活動の進め方とエージェント活用術

この章の内容は、以下の記事で詳しく解説しています。
転職活動をスムーズに進めたい方はぜひ参考にしてみてください!
上記記事では筆者自身の経験をもとに、 第二新卒・未経験で転職成功までに行ったことを整理しています。
実際の面接で話したこと

🎤 面接でよく聞かれた質問と、私が伝えたこと
✅ よく聞かれた質問
- なぜIT業界を目指したのか?
- なぜ前職(建設業)を辞めようと思ったのか?
- 未経験で、どうやってスキルを身につけたのか?
- チームでのコミュニケーションに不安はないか?
- 今後どのようなキャリアを目指しているか?
💬 質問に対する私の回答
Q. なぜIT業界を目指したのか?
前職では業務の効率化を目的に、独学でPythonを学びました。
実際に作業時間を短縮できた経験から、自動化の面白さと可能性に魅力を感じ、さらに深く学びたいという思いが芽生えました。
そこからIT業界でスキルを磨き、より価値のある仕事に取り組みたいと考えるようになりました。
Q. なぜ前職(建設業)を辞めようと思ったのか?
建設業にはやりがいもありましたが、肉体的な負担が大きく、プライベートとの両立も難しい状況が続いていました。
将来を見据えたとき、ITスキルを身につけることで、柔軟で持続可能な働き方ができると気付き、転職を決意しました。
Q. 未経験で、どうやってスキルを身につけたのか?
Pythonは業務課題の解決を通して必要性を感じたタイミングでネット記事を活用しながら学びました。
また、「なぜPCが使えるのか?」という素朴な疑問からネットワークやLinuxサーバの仕組みに興味を持ち、基礎から学習を進めています。
※学習中でも主体的に取り組む姿勢を評価していただけたことで、自信につながりました。
Q. チームでのコミュニケーションに不安はないか?
前職では、立場や価値観が異なる職人さんと信頼関係を築くため、会話の内容やタイミングに気を配って接してきました。
IT業界でも、相手の立場を理解しながら協力する姿勢を大切にし、信頼されるチームメンバーを目指しています。
Q. 今後どのようなキャリアを目指しているか?
まずは、個人では学習しづらいインフラ領域を実務を通してしっかりと習得することを目指しています。
並行してフロントエンドの学習にも取り組み、インフラ・開発の両方に対応できるフルスタックエンジニアを将来的な目標としています。
直近の目標は、スクリプトを活用して業務の自動化・効率化に貢献できることです。
💡 私が面接で伝えたこと(まとめ)
-
「なぜ目指すのか」を実体験と紐づけて伝える。
実際に取り組んだ経験やきっかけがあることで、志望理由に説得力が生まれます。 -
「自ら動いて学んできた姿勢」を強調する。
学習中であっても、問題意識を持ち、自発的に行動してきたことが伝わればプラス評価につながります。 -
「過去の経験をどう活かすか」を具体的に示す。
前職のコミュニケーション力や工夫した点を、IT業界でもどう応用できるかを意識して伝えました。 -
「将来のビジョン」を段階的に説明する。
目指すキャリア像だけでなく、直近の目標や学習計画を伝えることで、成長意欲を具体的にアピールできます。
なぜ学ぼうと思ったのか、自分なりにどう動いてきたのかという“考え方”や“姿勢”の部分でした。
第二新卒の強みとアピール方法

第二新卒の「ここが強み」!自分らしいエピソードで勝負する
第二新卒の価値は、単に「若さ」や「吸収力」ではありません。
大切なのは、前職で自分なりにどう工夫し、どう周囲と向き合ってきたか。
実際に私は、日々の業務効率を上げるためにPythonを学んだり、現場の職人さんとの信頼関係を築くために休憩中の雑談から距離を縮めたりと、小さな改革を積み重ねてきました。
- 🛠️ 日常業務を効率化するために、Pythonを独学し5〜10分の時短を実現
- 🤝 人間関係に悩まず、職人さんとの信頼構築に雑談を活用。自然な関係性で協力を得やすく
- 🔍 「言われたことをやるだけ」から一歩進んで、現場をより良くする視点を常に意識
💡 失敗から学んだ“社会人としての基本”も武器になる
入社当初の私は、わからないことだらけで、まずは「業務をもらうこと」が最優先だと考えていました。
しかし、仕事は“指示を待つ”だけでは成り立たず、自分で判断し、動くことも大切だという当たり前のことに、実際の現場で気付かされました。
特に最初は、「責任が発生してしまう判断を、自分がしてもいいのか」と迷ってしまう場面も多くありました。
ですが、業務に慣れてくると、自分で判断できる部分と、確認が必要な部分の線引きが自然とできるようになってきました。
また、それだけでなく「待つ」姿勢をやめ、自分から声をかけていくことの重要性にも気付きました。
たとえば、「これやっても大丈夫ですか?」や、「できるようになりたいので、時間のある時に教えていただけますか?」といった声かけをするだけでも、
周囲の意識が変わり、自然と「教えてあげよう」という空気が生まれるようになります。
そこからは、自ら定期的に声をかけ、少しずつ“自分でできる業務”を増やすことを意識するようになりました。
結果として、「考えて動く姿勢」や「周囲を巻き込む行動力」が身に付き、信頼して任せてもらえる場面も増えていきました。
実際に面接官からそんな言葉をもらったこともありました。
まとめと、あなたへのメッセージ
💬 最後に。これから転職を考えているあなたへ
転職は、間違いなく人生の大きな転機です。
特に第二新卒は、「社会人経験を活かしながら、もう一度やり直せる」貴重なタイミングだと感じました。
- ✅ 第二新卒は、想像以上に柔軟に受け入れてくれる企業が多いです。
- ✅ 情報収集 → 学習 → 行動の一歩一歩が、未来を変えていきます。
- ✅ 未経験でも、地道な準備と行動があれば必ずチャンスはつかめます。
挑戦したい気持ちが芽生えた今こそ、動き出すベストタイミングです。
IT業界は、努力する人にチャンスをくれる場所です。
小さな行動が、やがて大きな成果につながると信じています。
あなたの転職活動が、納得のいく一歩になることを願っています。